ポリエチレン製の中材に銀の抗菌剤を添加することで抗菌性能を獲得することができます。
対象の中材は抗菌製品技術協議会のSIAAマークを取得しています。
登録番号:JP0123137A0001T 登録日:2021年10月19日 製品名:抗菌ポリエチレン中材 加工部位:本体 |
抗菌とは
菌を長時間増やさないようにすることを抗菌といいます。
また、表面の細菌を増殖させないように加工されている製品を抗菌加工製品といいます。
JIS(日本工業規格)では、加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下である場合、その製品に抗菌効果があると規定しています。
抗菌加工製品は表面の細菌の増殖を抑制するだけで、それ以外の細菌を死滅させたりするものではありません。したがって、皮膚などの常在菌に対する作用はほとんどなく、自然界の微生物などに影響を及ぼすこともありません。
SIAAマークとは
抗菌製品技術協議会が制定した抗菌のシンボルマークです。次の3つの基準を満たした製品にSIAAマークが表示されます。
- 抗菌性・・・抗菌加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下であり、耐久性試験後も抗菌効果が確認されること。抗菌性はISO22196に準じて行われた試験の結果に基づいて判定されます。
- 安全性・・・抗菌製品技術協議会が独自に決めた安全基準を満たしていること。
- 適正な表示・・・抗菌剤の種類、加工部位を明示していること。
※SIAAマークは、経済産業省の「抗菌加工製品ガイドライン」、JIS(日本工業規格)の基準、抗菌製品技術協議会の自主基準のすべてに適合していることを意味します。
※SIAA マークはISO 22196 法により評価された結果に基づき、抗菌製品技術協議会ガイドラインで品質管理・情報公開された製品に表示されています。
使用する抗菌剤は、次の4つの安全性試験に合格したものを使用しています。
使用量も、安全性試験の結果を元に上限を決めており、安心してご使用いただけます。
経口毒性;飲み込んだときの有毒性
皮膚への刺激性:長く触れたときの炎症など
突然変異性:遺伝子(DNA)への影響
皮膚感作性:アレルギー
抗菌製品技術協議会とは
適正で安心できる抗菌加工製品を普及させるために、抗菌剤及び抗菌加工製品のメーカー、抗菌試験機関が集まってできた団体です。
業界だけでなく、消費者代表、専門家及び行政などの幅広い意見を聞きながら、抗菌加工製品に求められる品質や安全性に関するルールを整備し、且つそのルールに適合した製品の安全シンボル「SIAAマーク」の表示を認めています。